【40代男性】仕事も家庭も全力で取り組める体に。もっと早く来ればよかった!

【40代男性】仕事も家庭も全力で取り組める体に。もっと早く来ればよかった!

お客様の声 T.Mさん 40代 男性

業務の都合上、毎日かなりの時間を車内で過ごしています。さらに経営者という立場から、現場での作業やスタッフ対応、デスクワークまで同時にこなす生活が続き、気づけば慢性的な疲労感が抜けない状態になっていました。朝起きた瞬間から体の重さを感じ、仕事が終わる頃には背中や腰の張りが限界に近づいている――そんな日々が当たり前になっていました。

整体という選択肢は以前から頭に浮かんでいたものの、「通ってもその場しのぎに過ぎないのでは」と疑いの気持ちがあり、先送りにしてきました。しかし、疲労の回復力が落ち、家族からも「少し休んだ方がいい」と心配されるようになったことをきっかけに、思い切って四谷整体院を訪れることにしました。

最初に感じたのは、施術前の丁寧なヒアリングと体の状態チェックでした。普段の姿勢や体の使い方のクセを具体的に指摘していただき、「自分の疲労の正体」が言葉で理解できた瞬間、安心感と信頼感が生まれました。施術は「強い刺激=効果」ではなく、繊細な手技で少しずつバランスを整えていくもの。施術が終わる頃には、背中が自然に伸びて呼吸が深くなる感覚を覚えました。

驚いたのは、その後の業務での変化です。長時間の運転でも姿勢が保ちやすく、集中力が途切れにくい。身体が軽いことで気持ちも前向きになり、仕事の効率も高まったように感じます。まだ通い始めたばかりですが、「元気な父親の姿を子どもたちに見せ続けたい」という思いからも、今後は定期的に通って体をケアしていこうと考えています。

施術担当者のコメント

ご来院、そして丁寧なご感想をありがとうございます。初回のヒアリングと評価では、長時間の運転とデスクワークの影響が明確に出ていました。具体的には、頭がやや前方へ位置し(いわゆる前方頭位)、胸椎(背中の中心)の伸展・回旋が固く、肋骨の動きが制限されているため呼吸が浅くなりやすい状態でした。骨盤は座位が長い方に典型的な軽い前傾と左右差(右腰方形筋〜脊柱起立筋の過緊張)が見られ、アクセル操作の多い右側の腸腰筋が硬く、股関節前面の伸びにくさも確認できました。これらが重なり、背面(背中〜腰)に“張りの逃げ場がない”負荷のかかり方になっていたと考えられます。

施術は当院の「背骨循環整体」をベースに、強い刺激で押し切るのではなく、循環(血流・呼吸・神経伝達)の通り道を一つずつ開けていく順序立てで進めました。まずは横隔膜と肋骨下部のソフトリリースで呼吸の可動域を広げ、胸椎の微調整(小さな誘導での伸展・回旋)で胸郭のしなりを回復。そのうえで骨盤周囲(腸腰筋・大殿筋・梨状筋)の筋膜を穏やかに解放し、背骨〜骨盤〜股関節の“面で支える感覚”が戻るように整えています。頸部はボキボキせず、牽引に近い穏やかな減圧と深層筋のトーン調整で、頭の位置が自然に体幹の上に乗る配置を作りました。結果として、施術後に「背中が自然に伸びる」「呼吸が入りやすい」という体感につながったのだと思います。

再現性を高めるため、日常での“微調整ポイント”もお伝えしました。①運転中は腰の最下部(骨盤の少し上)に薄手のタオルをロール状にして当て、骨盤が後ろに倒れすぎないよう支える、②座面は膝が骨盤よりわずかに低くなる高さに調整し、ハンドルは少し近めにして肩がすくまない距離に、③1時間ごとに60〜90秒の“呼吸リセット”(鼻から4秒吸う→1秒止める→口から8秒吐くを3〜5セット)を入れる、④降車時か信号待ちでできる範囲の股関節前面ストレッチ(片側30秒×左右)と肩甲骨の大きな回し(各10回)を行う──この4点だけでも、背面に溜まる負荷の“出口”ができ、張りの戻りを抑えやすくなります。

通院の目安としては、まずは体の“新しい基準”を定着させるために1〜2週に1回を3〜4回、その後は間隔を2〜4週に広げながらメンテナンス、という流れを想定しています(お仕事の繁忙や体調に合わせて柔軟に調整します)。再評価では、「連続運転の後半での姿勢保持のしやすさ」「勤務終盤の背中の張り具合」「呼吸の深さ(階段昇降・会話時の息苦しさの有無)」といった“現場での実感指標”を使って、進み具合を一緒に確認していきましょう。

お仕事とご家庭の両立の中で、体は無意識のうちに“頑張り方のクセ”を身につけます。今回のように原因を言語化し、最小限の力で最大の成果が出る姿勢・呼吸・動きにアップデートしていくことは、疲労の回復力を取り戻す近道です。初回での変化をご実感いただけたのは、T.M様ご自身の感覚の鋭さと、体への信頼があってこそ。今後も無理のないペースで、ご希望の「仕事に集中でき、家では元気なお父さんでいられる」状態を一緒に育てていきます。何か気づきや違和感があれば、次回の施術前でも遠慮なく共有してください。微調整を重ね、良い状態の“持ち”をさらに伸ばしてまいります。

四谷整体院
院長 中澤

今回の施術のポイント・コツ

長時間運転に特有の「骨盤後傾+股関節軽度屈曲の固定」「腰椎L4–S1の伸展可動域低下」「腸腰筋・腰方形筋の過緊張とハムストリングス短縮」「胸椎屈曲優位による上胸部呼吸」「頸部前方位・肩甲帯下方回旋」「ヒラメ筋の持続緊張と下腿の静脈還流低下」という連鎖があり、座位保持や立ち上がり時に腰背部へ代償負荷が集中して“固まる”こと、夜間の足のつりは底屈位のまま眠ることと循環低下で閾値が下がっていることを確認しました。
介入は強刺激を避け、「呼吸路の回復 → 骨盤・股関節の再配置 → 腰椎の減圧と滑走改善 → 胸椎のしなり復元 → 頸部の最小限調整 → 下肢循環の再起動」という順で積層的に行っています。初手は横隔膜と肋骨弓のソフトリリースで“吐けば肋骨が下がる/吸えば下部肋骨が横へ広がる”感覚(ゾーン・オブ・アポジション)を再学習し、腹斜筋の軽い促通で腹圧シリンダーを再起動。そのうえで腸腰筋・腰方形筋のトーンダウンと股関節前面(関節包周囲)の滑走改善で大殿筋・中殿筋の協調を引き出し、骨盤が胸郭の真下に“積み上がる”中間位へ。腰椎下部は牽引に近い穏やかな減圧と筋膜グライド、必要時は坐骨神経周囲の神経滑走を痛みゼロ域で行い、「つっぱりの逃げ道」を確保します。胸椎(T4–T8)は微細な伸展・回旋誘導でしなりを復元し、肩甲帯は小胸筋の短縮をほどいて前鋸筋・下部僧帽筋を促通、頸部は深層屈筋の等尺で前滑りを抑える最小限の調整に留め、全体として“首肩で支えず、体幹で支える”配置へ戻します。下肢はヒラメ筋優位のストレッチ(膝曲げカーフ)とアキレス腱パラテノンの滑走改善、足部内在筋の軽い促通でポンプ機能と荷重分散を整え、夜間の痙攣閾値を引き上げます。

運転時の再発予防は「セットアップ・ミニ介入・降車動作」の三本柱です。セットアップでは、座面をわずかに前傾、腰仙移行部の少し上に薄手タオルロールで後傾を防止、背もたれ角度は100〜110度、ハンドルは肘20〜30度曲がる距離、ヘッドレストは後頭部が軽く触れる位置に設定。ミラーはやや高めにして猫背に“自動フィードバック”をかけ、ポケットの荷物は抜いて骨盤の左右差を作らないようにします。停車ごとの90秒ミニ介入は、足首ポンピング20回→膝曲げカーフ30秒+膝伸ばしカーフ30秒→片脚を軽く後方へ引く股関節伸展30秒→胸椎伸展(胸を前へ送る)6回→鼻3〜4秒吸い・口6〜8秒吐く呼吸を3セット。降車動作は、お尻をシート前縁までスライド→片脚を半歩後ろ→長く吐きながらヒンジ(股関節で前傾)→脚で床を押して立ち上がる、の順で“腰で反らず股関節で動く”ことを徹底します。

夜間の足のつり対策は、就寝前に膝曲げ・膝伸ばしのカーフ各30秒×2と足首ポンピング30回でヒラメ筋の硬さをリセットし、ふくらはぎ〜足底を温めてから就寝。足関節が過度に下がらないよう薄いタオルで足首を軽く“中間位”に添えると閾値が上がりやすくなります。日中はこまめな水分補給、長距離後は塩分・カリウムのバランスも意識(サプリ利用は服薬状況に応じ要相談)。痛みが落ち着いたら段差でのエキセントリック・カーフレイズ10〜12回×2〜3セット(隔日)、基準は“痛み0〜3/10・翌朝に残さない”。

ホームエクササイズは“短時間×高頻度”で再現性を高めます。90–90呼吸(仰向け膝立てで骨盤をわずかに立て、1分/1日2〜3回。吐き切って下腹部が薄くなる感覚が目安)、ハムストリングスは骨盤を寝かさずタオルで足裏を引く20〜30秒×2、股関節前面ストレッチ30秒×左右、坐骨周囲の軽いグライド(痛みゼロ域)。合計3〜5分で十分効果が期待できます。強い自己指圧や勢いよく腰を反らすストレッチ、背もたれ深座り+財布を尻ポケットといったクセは再発要因のため回避を推奨します。

効果の見える化として、①長距離運転後にシートから立ち上がる所要秒数、②“腰の突っ張り”主観0〜10(停車直後/降車5分後)、③夜間の足のつり回数(週単位)、④翌朝のこわばりの有無をメモ。右肩下がりであれば順調です。通院は初期1〜2週に1回で“新しい基準”を身体に学習させ、2〜4週に1回のメンテナンスへ移行。繁忙期は前倒しでの調整が悪化防止に有効です。なお、しびれ・筋力低下・排尿排便の異常、発熱や原因不明の体重減少、夜間痛の増悪など“赤旗”がある場合は、整体より医療機関での評価を優先してください。強い矯正ではなく、呼吸と骨盤・股関節・胸椎・下肢の連動を取り戻して“勝手に軽く保てる”状態を育てる——これが立ち上がれない腰痛を根本から変える最短ルートです。

長時間の運転とデスクワークの影響

長時間の運転やデスクワークは、一見すると体を大きく動かしていないため負担が少ないように思われがちですが、実際には筋肉や関節にじわじわと大きな負担を与えています。運転の場合、同じ姿勢でアクセルやブレーキを操作し続けることにより、骨盤や腰部が固まりやすくなります。特に右側の腸腰筋や腰方形筋が緊張しやすく、股関節の動きが制限され、結果的に腰や背中の張りとして表れます。また背中が丸まりやすく、胸郭の可動性が低下することで呼吸が浅くなり、酸素の供給が不十分となりやすく、集中力や持久力の低下につながります。

一方、デスクワークは画面を覗き込むような姿勢が多いため、首が前に出て肩や背中の筋肉が持続的に緊張します。この状態が長く続くと、肩甲骨周囲の動きが悪くなり、肩こりや頭痛の原因にもなります。さらに座りっぱなしは下肢の血流を滞らせるため、むくみやだるさといった不快感も起こりやすくなります。体を動かしていないのに疲労が抜けない、休んでも回復しにくいと感じるのは、こうした静的な負担の蓄積が背景にあります。

長時間の運転やデスクワークを避けることが難しい方にとって大切なのは、体にかかる負担をいかにこまめにリセットするかです。例えば運転中であれば休憩時に背伸びや股関節の前面を軽く伸ばす、デスクワーク中であれば1時間ごとに席を立ち深呼吸や肩の回し運動をするなど、短時間でもリセットを繰り返すことで筋肉の緊張を和らげ、血流を改善できます。こうした日常での小さな積み重ねと、整体などでの専門的な調整を組み合わせることで、慢性的な疲労感からの回復や集中力の維持が可能になります。

※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません